まずはじめに、低学歴、頭悪い、顔が不細工っていうのは就活で不利です(「コミュニケーション力」という未定義な採用基準に隠されて見えにくいですが)。僕は学歴も高くないし、頭悪いっていうか社会不適合な頭デッカチだし、イケメンじゃないけど、インターンシップしたおかげで内定もらえました。
■ 内定もらいたい人がインターンシップをしなければならない理由
- 企業が利潤のために存在している組織だという一番大切なことに気づくことができる。面接のときに御社で社会貢献したいとか自己成長したいとか言ってしまうことがなくなる。
- 会社だとこういう人が好かれる/嫌われるということなど、諸々の勘が具体的に身につく。で、「自分はあの人ポジションかなぁ。あの人を目指そう」という適切なセルフブランディングが可能になる。
- 美辞麗句のオンパレードな会社説明会パンフレットの使用方法が分かるようになる。事実ベースの数字を見れるようになる。
- 「大企業だけじゃなくて優良な中小企業を探すべき」とか言われるまでもなく、そういう企業を知れる。
- 社会人の常識がわかるので都市伝説みたいなことに心労する必要がなくなる。
- 自分が何も特別な存在じゃないっていうことに気づくことができる。一旦それに気づいてから、それでも残る自分の強みというのは本物なので説得力がでる。
- 理想と現実を知れる。温室で培養されたゆるゆるの理想主義な考えが矯正される。そして、現実を変えていくことの難しさと、そのやりがいを知れる。そもそも企業はダメダメな現実を理想に近いものにしていくために存在していたっていうことに気づくことができる。
- インターンシップ先からYOUウチに就職しちゃいなよと言われる保険ができる(かもしれない)。そしてその自信を土台に更なる飛躍を目指し高く飛び立ち、強く地面にたたきつけられることができる(かもしれない)。
- そもそもインターンシップの面接で落ちまくる場合もある。そこで反省さえすれば、それは就活の面接の経験になっている。コミュニケーション力のない人、いわゆる非コミュにこそ価値があるってこと(人によってはビジネスのほうが大学とかの人間関係より「やりやすい」と感じることすらあるはず)。
■ どこにインターンシップするか
- 一番行きたい業界のベンチャー企業。業界への変な憧れが消えて、自分に向いているかが分かる。違ったと思えば、変えればいい(新卒でもできないことはないが、よりリスクが低い)。なぜベンチャーかと言うと、ベンチャー企業は人集めに苦労しているのでインターンシップしやすいから。さらに、新人に実力がつきやすいのは社員10-30名くらいの会社というのもある(少なすぎると教育できる余裕がなくて、多すぎると人手は足りているので仕事を任せてもらえない)。ちなみに大企業がやってるワンデーとかはインターンシップじゃなくて就職活動の一環なので、低学歴で頭悪くて不細工だと入ることができません。
- 別に行きたい業界とかないのであればインターネット系のベンチャー企業。理由は一番の成長産業だから。インターネット関連の知識はどこにいても役立つのでつぶしが利くとも言える。広告系のインターネット企業とか、医療系のインターネット企業とかあるので、探してみるといいと思う。
- ブラック企業を恐れない。新卒でブラック企業につかまれないためにインターンシップしている。ブラック企業でインターンシップすれば敵を懐に入って知ることができる。フロント企業でもない限り、命に支障はないでしょう。そもそもベンチャー企業なんてどこも…。
- 搾取を恐れない。テメェのちんけなやる気や時間なんてくれてしまえ。虎穴に入らずんば内定得ず(ちゃんとしたところはちゃんと報酬も払ってくれるから判断基準にはなるけど、そうじゃないところにも優良な例外が多すぎるので気にしない方がいい)。
- できれば6ヶ月以上の長期を募集しているところ。それくらいになってくると何らかの成果を残すことができる。その成果を就活でのアピールに使うことができる。もちろん住んでいる地域とか研究室とかで限界があれば、長期休暇のときだけでも構わない。
- なんだかんだ、「この仕事のためならがんばれる」と思える仕事をしている会社であることは意外と大事。一生懸命やれなきゃ信用されないので何も身につかない。
■ 最後に
- 地方は不利なので、東京来たい地方の学生がいれば協力します。僕も3年の夏のインターンシップやってるときの友達とは一生付き合っていけるような関係になりました。これは学生時代ならではの関係なのかもね。
- 部活とかNPOとか(僕みたいに寮とか)打ち込んでいる活動があればそちらに打ち込むのはありだと思う。そちらも全力でやれば得るもの大きい。そこが慣れ合いだなと思うならやめたほうがいいけど、まあ両方やれるなら両方やればいいじゃん。
- 低学歴、頭悪い、顔が不細工だと、がんばってインターンシップしても内定もらうまで苦労すると思うよ。インターンシップすれば楽して内定もらえると思ったら大間違いなんだからねっ!
※このエントリーは弟に向けたメールを脚色してblogにしました。