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2012-09-14

海外旅行で50万円も使ってしまった反省文


インドのムンバイ行きの航空券だけ買って日本を出発、7か国周って帰ってきた。
僕の身の回りの人にも言ってないけど、ぶっちゃけ50万円くらい使った。
50万だぜ? でも行って良かった。帰国後3日経っても心が未だにホクホクしている。


インターネットを活用したので、例えば5年前じゃ到底ムリだったであろう旅行もできた。
できるだけ効率良く海外旅行したい人も多いだろうから、参考になるように優先度順でメモを書いておきます。




お金と時間が一番大事、注意すべきは航空券

お金と時間に関してはバックパッカーじゃなくても、海外旅行に行くすべての人に共通することなので最初に書く。航空券が問題だ。航空券の値段は高く、今回の旅でも7割くらいが航空券代だった。「50万円の7割というと35万!」と驚いた人は安心して欲しい。僕らは航空券に関してしくじりまくったからそんなに高くなった。今からその教訓を書く。


航空券に注意を払うべき理由

航空券は言ってしまえばただの移動手段だ。例えばホテルをケチればそれなりのグレードのサービスや設備に落ちる。しかし、航空会社のサービスにそんなに差はない。各国の規制があるので最低限の質は担保されている。それに、もし気に入らなくてもたかだか数時間我慢するだけだ。つまり、航空券代はケチればケチるほどいい。


飛行機を舐めるな

海外旅行に慣れればなれるほど飛行機を甘く見る(僕は3人で旅したが、僕ともう一人は数か国か旅行したことのある者同士だった)。直前になるまで航空券を買わない、空港に前もって行く時間に余裕を持たない、電光掲示板を信用してスタッフに確認しない、そして挙句の果てには飛行機を乗り逃し数万円をパーにする。


航空券が直前になれば安くなるのを当てにしない

確かに、航空券は直前になれば売れ残りが安くなる かも しれない。しかし一般に、安くて待ち時間やフライトの時間が短い条件の良い航空券が先に売れていく。ギリギリまで待って条件の悪いのを掴まされないように(僕はエジプトで失敗してタイまで移動するのに2万円くらい多めに払うハメになった)。


日本との往復でも周遊切符でもない旅

でも何故、(航空券は早く買うのが有利なのに)出国前などに買わなかったのかって? 今回の旅は、国ごとに何日間いたいか、自分たちの感覚に合わせて旅行したかったからだ。だからインドは4日ほど短縮できたし、トルコで出会ったエジプト人青年に感化されて急遽エジプトに行くこともできた。こういう旅の方式もあるということを知ってほしい。日本のパスポートは行けない国を探すほうが難しいし、事前に入国ビザを取得しなくてもいい国も多い。僕たちは想像以上に世界を自由に移動できた。


航空券はこのサイトを使え

もう少し具体的な話も。



航空券購入の手順はこうだ。まずMomondoで相場を知る。Momondoは相場を知るのに良い(スマートホンで使えるアプリも優秀だ: iOS, Android)。Momondoより安い航空券を探すのは難しいだろう。しかしMomondoにも難点があって、Momondoで紹介されたものが実際に買えるとは限らないことだ。そうなればExpedia(エクスペディア)で買えばいい。エクスペディアは日本語版も用意されている。ここでは紹介しないが日本の格安航空券サイトも利用すればいいだろう。トラベルコちゃんやエイビーロードが有名だ。しかし残念なことにこれらのサイトは日本との往復航空券を買うことしか想定されていない。


フライトの3時間くらい前には空港に着けるようにする

イスラエルのようにクレイジーなセキュリティ検査をする国ではもう少し時間に余裕を見た方がいいが、だいたいの国の空港であればトラブルがあっても3時間見ておけば大丈夫だろう。僕たちはタイが2回目ということもあって朝ゆっくり寝ていた。すると、友人がタクシーのドアを開けるときにすり抜けしようとするバイクと事故を起こした。これで警察に行くハメになり、3万円くらいの余計な出費となった(運が悪いことにLCCのセブ・パシフィック航空だったため、取り直しが効かなかった)。タイが3年前よりも渋滞がひどくなったことを予測できなかったのである。


空港に着いてからも気を抜かない

インドのコルカタでの話。僕たちはインドのひどい衛生状態から抜け出したい一心で早めに空港に着いた。しかし、待てど暮らせど電光掲示板は「SECURITY CHECK」のままで「CHECK-IN」に変わらなかった。そしてフライト予定時刻を過ぎたころ、電光掲示板が変わったかと思えば「NOW BOARDING」。うわー。僕たちは油断していた。「これだからインド人の仕事は遅い」と思っていた。だが違った、電光掲示板の表示を変えるのをスタッフがうっかり忘れていたのだ!(日本ほどうっかりミスが少ない国はない)。
*と、当時は考えていたが、今になって思ってみると「SECURITY CHECK」も、チェックインの後の行程を指していたのかもしれない。


ちなみに一番おすすめの国はトルコ

以上、誰にでも役に立つ情報である航空券について紹介した。しかしもちろん僕は1か月もかけて数か国を旅して航空券のことしか考えていなかったわけではない。その他、旅の参考になることや、各国の感想などは別途blogしたい。どこの国も良かったが、広くおすすめできる国はトルコだろう。トルコの飯は美味しい。実は世界3大料理だ。エジプトもイスラエルもトルコの料理が浸透していた。アジア圏で言うところの中華の位置づけだろう。あと、トルコはイスタンブルの空港が大きいのでイスタンブルが行きやすいのでイスタンブルの話をするが、イスタンブルは街並みが綺麗。ヨーロッパとアジアのいいとこ取り。人種も実に多様でマジョリティがいない。それでいて物価も適度に安い。気候も良い。ヨーロッパの経由地としてイスタンブルが利用されることが多いようなので、一度ストップオーバーでもいいので訪ねてみて欲しい。


幻想的な街並み


小気味良いおしゃれな通り。こういう所に泊まった。

そしてトルコ航空は特筆すべきレベル。僕はこの衝撃的な機内食でレバーのムースとカッペリーニのサラダに目覚めた。飛行中も「飛行機モード」にすればスマートホンなどの電子機器の利用は可能。さらには座席にはアイマスクと耳栓が備え付けられていた。




行った国々

  1. インド: 街のとんでもない汚さと人々の優しさ。インド映画のレベルの高さ。
  2. 中東(トルコ、イスラエル、エジプト): イスラエルは美人が多い。死海やエルサレムの旧市街は予想以上の経験ができる。エジプトは未だに残る革命の臭い。市役所に残るストリートアート。旅行客が減ってピラミッド周辺のラクダ乗りらの殺気立ち方がやばい。
  3. 東南アジア: タイは3年で変わっていた。タクシーの派手っぷりは相変わらずだった。フィリピン(セブ)、マニラには以前行ったこともあったがフィリピンの人は基本的にフレンドリー。そして英語が通じて楽しい。中東のおしとやかというよりは抑圧された女性とは違い、アジア圏の女性の活躍は目を見張るものがある。






インド映画はボリウッドと呼ばれ有名。今回僕たちはTigerという映画を観た。インドの国民性を反映する内容や映画館の雰囲気を楽しむと同時に、その完成度に驚く。やはり映画中にミュージカルは挟まる上、必ず大人数なのも面白い。ちなみに男性はインドのテレビでも引っ張りだこの超人気俳優サルマン・カーン(ガチムチが人気なのは満足に食べられない人も多いから?)。

タージマハル。インド人は摘むようにして撮影。

ガンジス河。とても入る気にはなれず。

エンジニアの大学生と。エジプト滞在中、空港までの送迎などまでお世話になった。

ピラミッドの異常な大きさ。

ムバラクら、旧勢力のストリートアート

ナイル川

革命の現場。市役所もストリートアートで埋め尽くされている。

セブ(マクタン島)のリゾート。正直、女の子と行きたかった。

成田空港にムスリムの祈る場所がなくても、ペットのホテルはある


最大の収穫

日本が好きになった。日本の悪いところばかり見ていたのがなくなった。今までも海外旅行に行ったことはあったが、そのときは帰国時には「日本はクソだ」と思っていた。しかし今回は、素敵な国に思えた。日本料理だけじゃない。仕事をがんばろうと思ったし、恋人とたくさんイチャイチャしたいと思ったし、家族を大事にしたいと思った。これからも海外には行きたいし、住んでもみたい。何故こんなに感慨深いのか分からない。それが嬉しい。


@ymkjp