技術書は通常の本に比べて電子書籍で買うことのメリットが大きいジャンルですので、DRMフリーでなくとも電子書籍で販売されているのであればぜひ購入を検討したいところです。ここでは Google Paly と Kindle を想定して話を進めたいと思います。
まずその1つ目の理由は、 (Google Play や Kindle は母体の企業の規模が大きく世界的に見ても事実上のプラットフォームであり、「読めなくなってしまう」という可能性が比較的低いというのは最低限クリアしつつ)そもそも技術書は内容自体の「消費期限」が短い傾向にあり、「ずっと読める」ことにそこまで神経質になる必要もないというものです。そういう意味でDRMフリー以外のプラットフォームの利用も割とハードル低くさくっと買っちゃうのも悪くはないでしょう。
2つ目の理由は、技術書は分厚くて重いことが多いので、重さ0グラムの電子版は魅力が大きいという点です。特に技術書はリファレンスとして利用されることも多いため、「持ち歩きたい」という動機が強いジャンルです。そういう意味で例えDRMフリーでなくとも持ち運びが用意である電子書籍を選択するのも悪くはないでしょう。
3つめの理由は、デスクトップでも閲覧できるという点です。「読む」より「試す」という側面が強い技術書においては「デスクトップに表示しつつ作業することができる」という点は重要な条件です。その意味では Google Play と Kindle がマルチデバイスに対応しているというのは大きな利点です。