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2014-07-17

詐欺被害者直伝! 格安航空券を買うときには「旅行業の登録」を確認しよう + もし騙されたことに気づいたら?

安心して格安航空券を購入するためには「旅行業の登録」を確認しましょう。

僕はこれを怠ったために60万円を失いそうになりました。


旅行業の確認の仕方


旅行業の社団法人が提供している検索サービスを利用しましょう。

http://www.jata-net.or.jp/kaiin/index_mem.asp


登録番号の見方





旅行業登録を確認すると安心できる理由


旅行業が登録されているということは営業保証金が積まれているということなので、最悪でも支払った代金は補填されます

知人からコメントで指摘してもらったので1点補足します。

旅行協会の保証制度ですが、各旅行会社の弁済限度額が各債権者の債権総額を超える場合は、債権の割合にて分配されますので必ずしも全額が補償されるとは限りません
支払った代金が全額保証されるとは限らないので旅行業登録を確認してもそのリスクはあることは承知しておかなければいけませんね。


供託金額は下記の通りです。

第1種旅行業を営もうとする者 3,000万円以上
第2種旅行業を営もうとする者 700万円以上
第3種旅行業を営もうとする者 300万円以上
地域限定旅行業を営もうとする者 100万円以上

さらに8000万円まで供託金を積み増す「ボンド保証制度」に加入している業者もありますが、その分会社の選択肢も狭まってしまいます。
※営業保証金での返金が期待できるとはいえ、旅程通りの航空券が復旧できるかは別の問題ですのでその点も踏まえておかなければなりません。


【追記】クレジットカード決済できる会社を選ぶ


手軽に用心するのであればクレジットカード決済できる会社だけを選ぶようにするのも手です。決済時点が後ろにずれるのでいざという時に返金できる可能性が上がります。旅行業の登録にあわせて実施するようにしましょう。

※「てるみくらぶ」も現金での前払いを促していたのでこれで除外できます。詳しくはボンド保証制度に加入しているかどうかをチェックを参照のこと。

もし騙されたことに気づいたら?


「しまった! 」と思ったら 全国の消費生活センター ホットライン に電話しましょう。

今回詐欺被害にあって収束に向けて奔走した実感としては、消センは警察より頼りになりました。


実例、旅行業登録の確認を怠ったケース(私の被害)の大まかな流れ


  1. 格安航空券を購入
  2. 旅行業者と連絡がつかなくなる
  3. リクルートからの返金


総計60万円 (東京→フランクフルト と アムステルダム→東京 の航空券 10万円 * 6人分) を失いました。

これまでオンラインで航空券を手配して10か国以上を巡ってきましたが、このザマです。下手に経験を積んだ素人ほど危ない存在はありませんね。

相手は廃業後持ち逃げする資金を稼いでいた疑惑のある元代理業者でした。肝心なことは、エイビーロード、トラベルコちゃん、エクスペディアなどの大手格安航空券検索サイトに掲載されているからといって信用しないことです。

さいわい、ぼくの場合はリクルートからの返金対応がありました。


弊社として、登録を必要とする旅行業者の情報掲載において、レックス社の旅行業登録未更新の事実を把握できていなかったことを重く受け止め、エイビーロードのWEBサイト経由で同社へ航空券のお申し込みをされた…お客様には、弊社でご本人確認のうえ、同社へお支払いされた航空券の代金相当額を、お詫びの気持ちとしてお支払いいたします


事件について詳しくは別記事 詐欺? レックスロードに関する毎日新聞の報道について をご参照ください。


それではよい旅を!


旅行業の登録さえ確認すれば支払った代金を失うリスクを下げることができることを紹介しました。私は後述のような詐欺被害にあいましたが、これからも格安航空券は活用していく所存です。

また、今回は格安航空券をターゲットにして書きましたが、旅行業であれば適用できる方法なので国内外問わずパッケージ旅行などでも確認は行うべきです。

みなさん、くれぐれも旅行業の登録確認は行ってください。

以上、高い授業料を払った私からの知見の共有でした。


Bon voyage! @ymkjp