2015-12-13

ベーシックインカムに期待しはじめずにはいられない

ベーシックインカムは、いったいどれほどの既得権益を打破せねばならないかを考えると2050年やそこらでは実現できないものとばかり考えていた。

しかし、維新がベーシックインカムや負の所得税をマニフェストにすえ、橋下徹市長がツイッターで積極的に発言するのを見るにつけ、ひょっとしてこれは予期していたよりも早く実現することを期待してもいいのではないかと思わされている。

例えば下記のようなツイートである。



橋下氏のナショナリストな側面を批判するひとは多くとも、実務家としての彼の実績に正面から文句をつけるひとは、そうそういないだろう。

そんな実務能力に長ける橋下氏がベーシックインカムをその基本政策の1つにすえているのは、ベーシックインカムの実現を希求してやまない私からすると非常に心強い限りである。

橋下氏の政策は下記の彼のツイートに要約されている。



経済学に明るくないので詳しく言及することは控えるが、フリードマンが提唱し、英国がサッチャー政権のもとで1980-1990年代に推し進めてきた政策を踏襲している印象を受ける。

この期間の英国の政策を橋下氏はポジティブにとらえていることは下記の2012年の彼のツイートからも見て取れる。



イギリスがいまだに影響力を保てているのはサッチャー政権下の改革なくしてはありえなかっただろうという主張だ。

私にもこれは正しい認識だと思えるし、今の日本に必要なアプローチと合致しているとも思う。

こういったいわゆる新自由主義の政策パッケージにはセーフティネットの整備が欠かせないが、それこそまさにベーシックインカムが最も光輝く役どころといえる。



橋下氏の国家主義者っぷりはサッチャー元首相とそっくり


ところで、橋下氏とサッチャー元首相について、どうしても1つ言及したいことがある。

それは、橋下氏の国家主義なところまでもサッチャー元首相とそっくりで、これは偶然の一致というわけではなさそうだということだ。

というのも、橋下氏の国家主義のスタンスは彼本来のイデオロギーというよりはむしろ、実務者としてのマーケティング結果として国家主義のスタンスをとっているように見える。

サッチャー首相も、自信を失いつつあった英国民を歴史の教科書を改変してまで鼓舞したのは、厳しい政策とのバランスを取るために必要だったからではないだろうか。

私としてはイデオロギーが国家主義的にラップされていようと、優れた政策を実践してくれるのであれば構わない。

もちろんこれらは憶測の域を決して出るものではないが、しかしこれが当たっていようとなかろうと、結局は橋下氏が有権者へ約束している政策が他の政党が掲げるマニフェストよりも支持できるものである以上、橋下氏を支持するのが現実の政治への妥当な関わり方なのではないだろうか。

なぜなら、いうまでもないが、彼が主張するイデオロギーを含め、私たちは「誰が最もマシな政治家か」という視点で判断するしかないからである。

この世の中が完璧でないことと同じように、完璧な政治家は存在しないのだ。

また、橋下氏への評価に目を通すにつけとても気になるのは、彼の過去のマスメディアでの発言から彼を批判する向きも多く見られることである。

しかしタレント時代の発言から「彼本来の」イデオロギーを推し量れると考えるのはどう考えても無理があって、政治家としての出演ならまだしも、当時の発言はその時々にお茶の間でウケる方法を模索しての結果だっただろうから、現役の政治家を評価する方法にはなりえない。

さて大変おもしろいことに、橋下氏がそのマスメディアへの出演でも磨いたであろうメッセージングの才能はツイッターでも大いに活用されている。

私が今日とりわけ感銘を受けたのは下記のツイートだ。



軽減税率という時事ネタから、「現政権批判→対案の提示→対案の実現に必要な要素→そして有権者がそのためにとるべきアクション」をおさえながらRTする芸当をまのあたりにし、1日本語ツイッターユーザーとして大変な感動を覚えた次第である。


それでは最後に、本文中でもふれた英国の現状について、なんJ世界史部の言い得て妙のツイートを紹介して締めくくりとしたい。



お粗末さまでした。