■ クレジットカードは持つべき
まずそもそも持っておいたほうがいいのかどうかという話になりますが、僕は下記の3つの理由で持っておいたほうがいいと考えています。- 現金を持ち歩く必要がなくなる
- ログが残る
- 実際お得(ポイント・付帯保険・料金後払い)
1. 現金を持ち運んでいて落とした時のリスクや小銭計算の煩わしさから解放されます。釣り銭の受け渡しの作業を消費のたびに行うのは時間を浪費です。
2. ログが残ることで、毎月の金銭に対するPDCAサイクルを回せます。この鍛錬により「今月これくらい使ったかな」という金銭感覚を身につけることができます。「クレジットカードは使いすぎが怖い」というよく聞くセリフは金銭感覚の訓練を放棄を意味しています。
3. 実際お得。ポイントが貯まらないカードを探すほうが難しいくらいです。また、クレジットカード会社によりますが、国内外の旅行の保険が付いているのが大きいでしょう。他には細かな話ですが、すべてのお金には金利がつくため後払いになればなるほどファイナンスとして有利になります。
■ 万人向けのクレジットカードなんてない
僕自身は基本的に食事と服以外の消費はすべてインターネット経由で買うので楽天カードを使っています。理由はそもそもインターネット経由で物を買うにはクレジットカードが必須なのと、だいたい買いたいものは Amazon か楽天で最安のものが見つかってしまうからです。つまり僕にとって楽天で貯まるポイントはほぼ現金と同じ価値があります。でも楽天を使わない人にとっては全く意味がありません。それを避けるために「自分の欲しい物と交換できるポイント」が付くカードを選ぶようにしましょう。そういう意味で、僕が楽天を気に入っているのは扱っている商品の幅広さです。「ポイントで交換できる商品が幅広い=自分の欲しい物と交換できる可能性が高いポイント」ということです。
■ あなたは今まで貯めたすべてのポイントを覚えているか?
『レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ (朝日新書)どういうことかと言うと、例えば飲食店などで付いてくるポイントというのは何度もその店にこさせるための餌でしかありません。これはもう明白にそうで、ポイント目的で同じ店にばかり行くのは販売店の思う壺です。あなたはTポイントを貯めたくてファミリーマートを探してしまっていませんか? コンビニは近くにあることに価値のあるサービスです。お忘れなきよう。
その点、クレジットカードのポイントであればクレジットカードで支払いのできる店であればどこでも好きな店でポイントを貯められます。Good job!
■ クレジットカード2回払いの話
手数料なしで2回払いできるクレジットカードを選ぶとファイナンス上有利になるので参考にしてください(例えば僕の持っている楽天カードはOK, イオンカードは1万円以上の支払いでOK となっています)。2回払いができる店は結構あるので使用するときに店員さんに聞いてみましょう。ちなみにこれは割賦販売法という法律で「2ヶ月以上の期間にわたり、かつ3回以上に分割して支払う方法」と定められていたことの名残りで分割払いでも2回払いだけは手数料が付かなくなっているようです。
あと、ボーナス払いも後払いで相当有利なはずですが僕はあまり好きではありません。最大の理由は、「自分の理解できない物・把握しきれない物には手を出さない」という投資業界の大原則に反するからです。どういうことかと言うと、ボーナス払いには、「それまでいくら使ったのかが覚えにくい」、そして「ボーナスというのは業績などに応じて支払われる額が上下するため予測できない」という2つの特性があるためです。このように入り口も出口も把握しにくいためボーナス払いは極力使わないようにしています。
■ ゴールドカードはいらない
ゴールドカードって実際どうなんですかね。今日日、無料のカードにも保険はいろいろ付いているのでよっぽど使いたい特典でもない限り必要ありません。支払う年会費よりも恩恵が多い人なんて、クレジットカード限度額も低くなってしまっていることが多い若い社会人にはそれほどいないのでないでしょうか。しかし、そう言っておきながら僕自身は最近、楽天プレミアムカードを申し込みました。理由は海外旅行好きの人にしか関係ない話題なので別途説明します。
【こちら】海外旅行好きが楽天プレミアムカードを作らない理由はない | Did you mean: Kenta YAMAMOTO
■ Visa or Maser?
国際ブランドって有名どころだと Visa と MasterCard ってあるじゃないですか。あれってどっちがいいんですかねっていう疑問はあると思いますが、どっちでもOKです。どちらも日本に限らず世界中で使えます。メインとサブでクレジットカードを2枚持ちする場合は Visa と MasterCard 両方になるようにすればいいと思います。
■ 給与口座をネット銀行に
勤務先の会社が対応していたため住信SBIネット銀行を給与口座にしました。公共料金やクレジットカードの振替は対応しているので問題ありませんでした。もし振替に対応していない場合があっても、月に3回まで振込手数料が無料なので自動振込機能を使ってメガバンクに振り込むようにすれば解決できます。■ おまけ: 電子マネーのチャージの呪縛からの解放
前述の通り釣り銭に時間を浪費したくなかった僕は電子マネーを使うようにしていました。主に使っていたのは「シャリーン」でお馴染みの Edy ですが、こいつが困ったことに楽天カードと一体型のくせにオートチャージに対応していなかったのです(分かっています、おサイフケータイでは可能でしたよね(でもガラケー使ってないからな!))。そこで本日届いたのが電子マネーの大本命が一体型となったイオンSuicaカードです。こちらは残高が少なくなるとチャージしてくれる機能が付いているためチャージする時間の削減にも成功しました。さらに Suica は Edy よりも普及が進んでいるため自動販売機ですらチャージが必要なくなりました。
■ 最後に: 社会人の金融リテラシ
下記は普段から金融リテラシ関連で参考にしているブログ記事からの引用です。(1) 給与口座は新生銀行かみずほ銀行
(2) 財形貯蓄を活用してほったらかし貯蓄
(3) 勉強のための1万円インデックスファンド
(4) 生命保険はできるだけ入らない
(5) 社内恋愛は控えめに
あれ、アドバイスと僕のやっていることとで給与口座が違うじゃんっていう話になりますが、こういう大事な話は鵜呑みにせず自分で咀嚼して対応するものですよね。でも他の項目は内定先に財形貯蓄がないことを除いて、すでに実践済みです。
インデックスファンドは大学に入学したころに2万円分ほど勉強のために運用を始めていて、生命保険にも子どもができるまでは入るつもりもありません。社内恋愛はリスクも承知していますがそもそも周りは男ばかりなので全く心配無用です^^;
↑楽天カードを使いたいと思った人は紹介者IDに「SMAS3ZA6」と記入して申し込んで下さい(僕に1500円分・あなたに2000円分の「ポイント」が余分に付いてきます)。
@ymkjp