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2013-01-10

Paperwhite と iPad の役割分担の話

最近手持ちのタブレットデバイスの得意な本のジャンルがつかめてきた。

※この entry が参考になるのは、結構読書が好きなひとで、ジャンルも雑食な人で、かつガジェット好きという非常に限られた人になるかもしなません(該当しない人は最新の iPad mini 一択だと思います)。




現在、 Kindle Paperwhite と iPad 2 には下記のようにジャンルごとに分担してもらっています。

  • Paperwhite: 漫画・新書(特にKindle 版)
  • iPad 2: それ以外

つまり、 Paperwhite はページの行き来をしないライトな本を読む用の端末になっています。これは別に Paperwhite が処理速度も容量もスペック不足だからというネガティブな理由だけではなく、電車内など出先の隙間時間にさっと取り出してバババーッと読むスタイルに Paperwhite が適しているからというポジティブな理由からもこのような役割分担になっています。

そして何よりも Paperwhite は Amazon で売られている Kindle 版の本を読むのがいい。自炊本も最適化すれば Kindle 版と変わらないスピードで読み進められるのですが、自炊本だと容量を食うので貧弱な Paperwhite のストレージには酷なのです。つまり、別に Paperwhite でも自炊本は読めないことはないんだけど、それならば手軽に、しかも買って速攻読める Kindle 版専用の端末にしてしまおうという気持ちになるのです。

ちなみに技術書(の電子版)は「読むものではなく試すもの」だと捉えているので、タブレットデバイスではなく Mac 上に表示して「試す」ことが多いですね。

以上、まとめていてふとどうしようかと迷ったのは、漫画と新書以外のぶ厚めの本で Kindle 版が提供されていたらという話。この点に関しては結論はでていません ;) というのも Paperwhite のページ移動機能は一枚一枚めくっていく以外にはページ数を指定したジャンピングしかできない貧弱っぷりなので該当箇所を探すのが実用上不可能なレベルなのです、特に自炊本の場合(書籍に印字されているページ番号とデータの実体が食い違っていることも多いので)。Kindle 版であれば見出しごとに目次へのリンクが貼り付けられているので、それを頼りに探せます。いずれにせよ、この話題は先送りでよさそうです。Paperwhite のページ移動貧弱問題も、ソフトウェアのレイヤーの話なので改善される可能性はありますしね。